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In Focus: Simon Launay (サイモン・ローネイ)

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現在日本で活躍し、旅経験も豊富な写真家のサイモン・ローネイさんとお話しさせていただきました!ストリートやポートレイト写真などで積み上げた経験を通して、サイモンさんは数々のカメラを試す機会があったそうです。今では、Fuji XT-2のカメラボディに落ち着いて、Fuji 23mm f1.4のレンズをストリート写真に使用しているそうです。

サイモンさんは、プロフェッショナルとしてビジネス経験と彼の写真家活動を上手く混合させているようです。


Q: サイモンさん、こんにちは。インタビューに応じていただきありがとうございます。まず、読者の為に少し自己紹介してください。

A: 私は東京をベースにしている企業家兼写真家です。フランス出身で、社会人になってからはイギリスのロンドン、オーストラリアのシドニーとオークランドに住んでいました。今では家族と一緒に山の見える東京郊外に住んでいます。


Q: いつから、趣味として写真を撮るようになったんですか?一番最初に手にしたカメラを覚えてますか?

A: 10代の頃から写真には興味があって、写真を自分のキャリアにしたいと思って写真を専攻していましたが、副専攻していたビジネスとファイナンスでキャリアを積み上げることにしたんです。

最初は、古いNikonで、レンズを学校から借りながらフィルムで撮っていたんです。でも、すぐにデジタルに惹かれましたね。学生の時にはフィルムをスキャンしてフォトショップで編集をしていたので、また写真をやろうって思った時に迷うことなくデジタルを選びました。

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Q: フィルムからスタートしたっていうのは興味深いですね。東京ならフィルムは人気ですし、手に入りやすいじゃないですか。今でもフィルムで撮影することはありますか?

A: これは、あくまで自分の意見なんですけど、フィルムが人気なのは色々な要素があると思います。一つは、見た目です。デジタルではフィルムみたいな画像はやはり簡単には再現できないんです。あともう一つは、芸術的要素です。フィルムは扱うのも大変ですし、高価です。多分、写真家たちは元々「写真」と言われていた芸術に戻るのが面白いんだと思います。


Q: どんな写真を撮るのが好きですか?

A: 人を撮るのが好きですね。だから、ストリートとかポートレイトが一番好きなスタイルですね。デザインやファッションが好きなんで、自然と私の写真にもデザインの要素が含まれているんです。私はミニマリズム、シメトリー・アシメトリー構造、線や陰影を通して、その場面のストーリーを表現するのが好きです。

私のスタイルは強いコントラストで、抑えた色味と濃い陰影を基本としています。エディトリアル、ポートレイト、ファッションなどを撮りますが、商業用の写真には私のビジネス経験で学んだブランディングという要素も念頭に入れて撮影しています。でも、一番好きなのはストリート写真ですね。写真を通してストーリーを繰り広げられるのが一番楽しいです。私がよく撮影探索するエリアは東京駅周辺1~2キロあたりです。

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Q: サイモンさんの今一番お気に入りのギアって何ですか?

A: 今は、Fujiが一番好きですね。カメラもレンズも私のニーズに対応してくれています。持ち歩きやすい上に、素晴らしい画像を作ってくれるんです。

カメラギアが数ある中一つ選ぶのは難しいですが、私の写真のスタイルを考慮すると、突発的で、街中での撮影や、暗い所での撮影もあるので、Fuji X 23mm f1.4がパーフェクトなレンズですね。

ストリート写真ではFuji X 23mm f1.4、ポートレイトにはFujinon 56mm f1.2、クロースアップ、スティル、食べ物の写真にはFujinon 50mm f2と使い分けています。Fujinon 50mm f2のコントラストと演色がすごく好きなんですが、フルフレームの85mm f1.2のボケとは比べ物にはならないです。もし、ボディサイズを気にしなければSonyのフルフレームを選ぶかもしれないですね。でも、Fujiのパフォーマンスにすごく満足しています。


Q: 写真撮る時に「これがないとダメ!」というカメラアクセサリーってありますか?

A: 私はピーク・デザイン(Peak Design)のカメラバッグとストラップの大ファンでして。ピーク・デザインの商品は色々と持ってまして、スリング・バッグは撮影の時に必ず使ってます。ストリートやポートレイトを撮る人にはオススメですね。フィールド・ポーチは、XT-2がすっぽり入りどこにでも持ち歩けるので、普段用の小さいカメラバッグとして使ってます。あと、スライド・ストラップや新商品のクラッチ・リスト・ストラップも使っています。

私がピーク・デザインを好んで使うのは、綺麗で巧妙なデザインだからだけではなく、本当に色々とユーザーの為に考えられたものだからです。ピーク・デザインのクリップは、ユニバーサル構造なので、リスト・ストラップに装着していたカメラをスライド・ストラップに付け替えることが簡単にできて、カメラをフィールド・ポーチにしまってメッセンジャーバッグとして使えば、歩いていても邪魔になりません。

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Q: 尊敬する写真家はどなたですか?

A: 最近は、素晴らしい才能を持った写真家がInstagramUnsplashにたくさんいるんです。もちろん、スティーブ・マッカリー(Steve McCurry)やマイケル・ヤマシタ(Michael Yamashita)などの有名な写真家にもインスピレーションを受けます。写真のスタイルとしては、ジャーナリスティックな写真に一番インスピレーションを受けていると思います。

ポートレイトでは、ブライアン・スミス(Brian Smith)、ストリート写真ではアラン・シャラー(Alan Schaller)、才能あるユーチューバー兼ポートレイト写真家のアイリーン・ラドニック(Irene Rudnyk)などからも刺激されますね。


サイモンさんの作品が気になる方は、是非Instagram(@simonlaunay) FlickerUnsplashでフォローしてください。次回インタビューする写真家を知りたい方、またインタビューしてほしい写真家がいる方は是非メーリングリストにサインアップ!





by higashinishi_jp | 2017-12-19 12:00 | インタビュー

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